えいが

今日はバイトのあと、理想的な夜をすごしている。

めんどくさかったけど自炊をした。
母の送ってきてくれたいた素を使ってトマト鍋をして、野菜をたくさん食べた。
そのあとはごはんを入れてリゾットに。

それらを映画を見ながら食べた。
「Jelly Fish」というイスラエルの映画。

とても、良い映画でした。
こういう雰囲気の映画って本当に当たり外れがすごいけど
当たっててよかった。
ずっと前から、見たいと思っていた映画でした。

AC的な女性が出てきた。
海で女の子を拾う女性。
車にひかれたショックで、過去のことを思い出す。
海辺で両親が口論している。アイスを売りに来るおじさんがいる。
お母さんが、「アイスはあとでね」と言う。女性は、アイスが食べられるのを楽しみにしている。
沖へと泳いでいく。

こういう断片的な記憶って私ももってそう。
思い出せないけど、しまわれていそう。な気がする。


映画の中に出てきた詩。私はこの詩がすごく気にいりました。
さすが、監督が詩人なだけある。




ビンの中の船は決して沈まない
埃に汚れることもない
見た目にも美しく ガラスに浮かんでいる

この小さな船に乗れる者はなく 行き先も分からず
外の風が帆を揺らすこともない

帆はないのだ
スリップとドレスだけ
下にはふわふわと漂うくらげ

水に囲まれながら 彼女の口は渇き
目の裂け目から水を飲む

閉じることのない眼

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彼女は密やかに逝く

岩に砕けもせず ただ凛として 誇り高く