夏祭りと子どもたち

今日は とある先輩に駆り出され、彼氏と一緒に、地域の夏祭りの一角で催された、あるイベントの手伝いをしてきました。

私と彼は、何人かの学生と一緒に、表でチャリティーフリーマーケットの店番をすることになりました。

呼び込みをしていると、隣の彼は中学生の女の子たちに話しかけられていました。

私も話に加わってみると、女の子たちはちょっぴりオタク寄りで、あるアニメのキャラクターを描いたスケッチブックを、見せてくれました。

スケッチブック持ってうろついてる感じとか、「上手いね」って言ったら「私より上手い人はザラにいますから」って妙に流暢に謙遜する感じとか、寝る時間の遅さを競っちゃう感じとか、あぁ!もう!かわいい!

すべてが懐かしくて、切なくて。。

昔の私を見てるみたいだった。

彼女らはみんな中学2年生だったらしい。体つきを見て、中2ってこんなに幼いのか、と思った。

以前、体を売った事があると書いたけど、それは中3のときだった。彼女らと1つしか違わなかったんだ。

その時私は、自分は分別がついていて、自分で望んでそうしてると思ってた。

でも大人になって、分身のような彼女らを見つめ直してみたら、あんなに、あんなに子どもだったんだよなぁ。

スケッチブックを見せてくれた子は、絵を描くのが大好きだと言った。

私は、彼女らを具体的に操作することなんかできない。
失敗するから絶対こうすんなよ!って言ったって、素直に聞ける人間なんかいないのだ。

だからとりあえず、「ずっと絵を描きつづけてね」と言った。なんの強制力も、包容力もない言葉。。でもいい。
私は過去の自分(のような彼女)に、その程度の言葉しか、言ってあげることはできない。

彼と私と、しばらく話しこんだ。帰り際、3人は楽しかったと言ってくれた。

私もすごくすごくすごく楽しかったよ。甘酸っぱくて泣きそうになったよ。
彼女らがどうか、理不尽な目に、不幸な目に遭いませんように。無理でも祈りたい。
子どもは国の宝、みたいな言葉。初めて心から共感できた気がする。


彼女らとは打って変わって。。
これは帰宅してから彼から聞いた話。

店番中、私が別の仕事をしていた時。

店の近くで、明らかに未成年な少女たちが、タバコを吸い始めたらしい。

近くの大人達は見ないふり。

彼女らのタバコが短くなった頃、意を決した彼は、叱りに行ったらしい。

すると 彼女らはタバコを消して、「もう消したしいいじゃん」「何なの?」「てゆうか誰?」との反応。。

彼は こんな漫画みたいなセリフほんとに言うんだな、とびっくりしたと言っていた。

彼女らも、前述の少女たちと同じ14歳だったらしい。

どちらも目の当たりにした彼はいったい どんな気持ちだったろう。。

14歳って 危うい。
簡単に、間違えてしまうよ。

無理でも どうでも 私は、この国の不幸な子どもたちを救いたい、と心から思った。
語弊があるかもしれない。言葉の解釈も様々だろうから。

うまい言葉が見つからないけど…でも…。。。

とにかく そう思った。。

そしてやっぱり、私は子供を育てるのだ、と。。

今日は 初めて、子供たちを心から愛しいと思ったかもしれない。

また、喋りたいな。何でもない話。
子どもたちと、喋りたい…。