半年前の手紙

今日、部屋の掃除をしていたら、マンガとマンガの間から一枚のルーズリーフに書かれた手紙が落ちた。


半年前、去年の秋、当時もめていた女友達からのものだった。


彼女は、約束をすっぽかした。それは他の友達の誕生日のために一緒にケーキを焼こうというものだった。

材料も一緒に買いに行ったのに、彼女はそれで勝手に作ってプレゼントしてしまい、私に何の連絡もしてはくれなかった。


そのときの私はすごく腹が立って、ちょうど一週間、彼女を避け続けた。

その手紙を受け取ったのは、それが挟まっていたマンガを彼女が私に返しに部屋を訪ねてきた時だろう。


手紙の存在に気づかなかった私は、なんとなく気持ちが落ち着いた一週間後に、何事もなかったかのように彼女と再び接しはじめた。

手紙の話は一度も出なかった。


彼女は手紙に、とにかく謝りたい気持ちがあること、無理かもしれないが、私と友達でいたいということを書いてくれていた。


でも私は、彼女に同じか、もっとひどい仕打ちをしてしまっていたのに。

彼女の懐の深さに甘えてひどいことをたくさん言ってしまったり、彼女に求めるべきではないことを要求してしまった。

たくさん傷つけてしまった。


ごめんね……。
謝りたいのは私の方で、ずっとずっと、嫌われてると思ってたのに、、


彼女に気持ちを伝えたいな。
気まずいけど……。うーん…。