悲しい花火

10日は久しぶりに彼とゆっくりできました。

わりと近くで花火大会があったので、彼と行ってきました。

すごい人出で、とりあえず花火を見ることができる場所を探すため、音の鳴る方にとにかく歩きました。

花火が見える位置に差し掛かると、警官が何人も立って、メガホンで

「ここで立ち止まって花火を見ないで下さい、通行人を通して下さい」

と叫んでいました。
ずーーっと、みんな同じように叫んでるの。

私たちは最初、その言葉に従って、先を目指してひたすら歩きました。

真っ直ぐ行くと大きな橋があり、去年そこで花火を見たことを思い出しながら、橋の終わりを目指して歩きました。

しかし、一番見える、大きな橋の欄干の片側には、見るのを遮る為の幕が張ってあり、そこでも警官が声高に叫んでいます。

私は、一体どこに行ったら、花火を見ていいんだろう?と思い、警官に聞きました。すると、

「橋を渡った先の河川敷なら、まだ大丈夫だと思う」

といった事を言われ、また2人、歩きました。

長い橋を渡り、警官の言った河川敷の方へ行こうとすると、ものすごい人の数。
列のようなものにくっついていたけど、進む気配は全くなく、そこにいる人達も、もはや花火でなく、仲間との会話に夢中なようでした。

私たちはイライラしてきていました。
その付近で人出の整理をしていた人(警官と同じことをひたすら叫んでた)に、

「この先に花火が見られる場所があるんですか?」

と聞くと

「はあ、そうだと思いますけど…」

と返されました。


2人で、この連絡の取れてない整理の面々と、例年の人出を知りながらまともな観覧場所を用意しない行政にキレながら、ルールを無視することを決めました。

橋を渡り始める前、人が固まって見ていた所があったので、そこまで戻って花火を見ました。
最初に通った時は、ルール違反なその人達にイライラしていたのですが……(^_^;)

ただ警官の声はずっと響いていて、あまり落ち着きませんでした。
警官、言わされてるだけやろ。絶対。既に立って見てる人や、座ってる人すら居たのに、直接は何も言わないもの。
もの凄くヘンだった。
本当に止めさせたかったの??

せっかくの綺麗な花火。
最低限の整理をしてさ、警官たちも一緒に楽しめば良かったのに。


花火はほんとに綺麗だった!!
時期が時期だからか 私は花火を見ると戦争を想います。失礼なのかもしれないけど 私にはいい機会なのです。

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しかし。。
花火が終わる少し前、私の目の前で見ていたカップルの男性が、持っていた缶ビールの缶を足元に捨てました。
煙草も捨てました。
終わった後気づきましたが女性も酒の空き瓶を捨てていました。

目の当たりにして、何かショックで、あまり花火に集中できませんでした。

終わっても私は注意できなかった。
彼らも自分も、すごく嫌でした。

世界には あんな人もたくさんいるから、私の方を社会化させなければいけないのでしょうか。

真面目すぎる。
私の正義感なんて褒められたためしがない。
正直過ぎてバカなのだ。
でも私はそこに価値があると思うし、そう思う以外、今は出来ない。
だけどその正義を全うすることも出来ない…。

不完全…。

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帰宅したら2人してクタクタでした。

花火は綺麗だったし、2人で行けて良かった…
でも、嫌な物もたくさん得てしまった。

とにかく、疲れたのでした。