星の旅人たち

ここ数日スキー旅行にいってきて、それはそれで色々とあったんだけど、とりあえずたった今みてきた映画のことを書こうっと。

「星の旅人たち」。
原題は「The way」。別に邦題も、改悪ってわけじゃないけどさ、あえて色々と取っ払って、「The way」になったんだろうに…「The way」の方が、しっくり来るなぁ。

サンティアゴへの巡礼の途中に死んだ息子のため、自分が最後まで巡礼を遂げることを決めたお父さんの話。
途中から個性的な仲間たちができて、賑やかな旅になっていく。

人生で起こりうる、色んな状況を重ねて観ることができた。
けんかした相手に助けてもらったり。
悪いことした奴に謝られ、パーティーに招かれたり。

巡礼の最後、荘厳な儀式を主人公たちと同じような気持ちでただ見つめたとき、冒頭に息子の言った言葉がよみがえってきた。
「人生は選べないよ。ただ、生きるだけだ」

選んだつもりでいて、必然であったり、流されていたりする。ただ、生きているということが真実だ。

信仰も国もバラバラな人達が巡礼を行うのだそう。

↑の言葉とともに、本当の自分も、本当に正しい宗教もないんだ。と思った。
映画の中にも、宗教と信仰とは関係がないというセリフが出てきたなぁ。

あるがままに、思う方向へ行ってみるしかないんだ。


すばらしい映画だった。
随所で泣きまくり、そのせいか頭がいたい…(´-`)

いつか私も私だけのものを見つけられるように、ニート生活に終わりを告げるのだ。