今日も号泣

将来のビジョンを持つべきだという話を社長とした。その後行った取材でも、計画的に自分の将来を選び取った女性オーナーが相手だった。

のもあってか、その後休憩に訪れたスタバで「悩みとか、話しておきたいことはないの?」と聞かれた。

私は、ビジョンに関して今、描く余裕がないと答えた。
将来のビジョン、なりたい自分像を持って働くことの重要性はわかる。けど、今は日々の仕事で精一杯だと感じていたからだ。

そして、なぜ精一杯になっているかといえば、ここ最近私を悩ませるのはやはり自分の生育歴によると思われる思考のクセだった。

なのでその事を話した。

簡単に言うなら、足場がグラグラする中でお手玉をするようなものだと。
ただ、足場がグラグラしていたって、お手玉できる人もいる、すごく頑張ったり、すごく運が良かったり、様々な条件の重なった結果。
足場がしっかりしていたって、お手玉がどうしてもできない人もいるわけだ。

その感覚は、話してわかってもらえた。

しかし、やはり私の思考のクセまでは伝えられない。何か、本なんかで、私の目線を読み取れるものはないのかとまで言ってくれた。

でもそこまでしてもらうのは申し訳無い気がする。本一冊読むのには時間もお金も使う。

私にとってその問題はとてもデリケートだ。社長もそれをわかってくれている。

自分の過去を抱えながら仕事をするという、今の現状だけで結構精神的にキツイ。

すると彼は、まずは、俺たちの目線まで来ることを諦めて、自分の目の前の仕事だけやって満足すればいいんじゃないかと言った。

私はそれに賛同できなかった。自分にだけ仕事のハードルを下げられるのは我慢ならないと思った。
だから、グラついていてもお手玉ができる人もいるのだという話をしたのだった。

今も見捨てられ不安が強い。

話しているうちに悔しさと虚しさがこみあげて、過去の自分と、紆余曲折を経てチャンスを得た現在の自分を思った。

「このチャンスを、逃したくないんです」と言ったら涙が溢れてきて、スタバで号泣してしまった。

もうがむしゃらに頑張るしかないと思った。

誰も正しいことを教えてくれない、誰も私の存在価値を知らせてくれない、全員がそれを持っているのが前提である、この厳しい社会で。
その中でも恵まれたこの会社で。
もっと頑張らなくてはいけないと思った。いつも、思うばかりで何もできてない。何も貢献できない。

やっと少し感覚が掴めてきた、疎外感を感じることなく、仕事すること。仕事の上で自分が必要とされていること。
生活における仕事の捉え方。

私は良くやっている。立派な武器や防具を持たず、適切な薬もない中で毎日戦っていると思う。

やっぱりこれはチャンスに他ならないのだから、がむしゃらに頑張ろう。

ハードル下げられたくない。ちゃんと働いて結果を出せる人になりたい。

悔しい!辛い!虚しい!
自分なんて 何の役にも立たない ひどい性格の持ち主だと思う。なぜこんな人格と、暴れる感情を持ってしまっているのか、自分でだって問いたい。できることなら違う人間に、違う家庭に生まれたかった!

でももう恨んでも欲しかったものは手に入らない。どうしようもなく、かわいそうでミジメで、小さな動物や弱虫な友達にその怒りや悲しみをぶつけるしかなかった愚かで哀れな自分。
全てが、今も影響して私を苦しめるけど、もうどう足掻いても、貰えなかった愛情は取り返せない。

すごく簡単なことなのに、なかなか納得できない。喉から手が出るほど欲しかった。普通の信頼関係も愛情も。自己肯定感も。何千万円払っても欲しいと思っていた。

もうムリなんだ!このまま生きて行くしかないんだ!簡単なのに。納得は、何度も何度も同じこと書いてもなかなかできないだろう。仕方ないんだ。

明日も、頑張ろう。