正解は何なのか

会社の先輩と新大久保で食事をしてきた。まるで日本じゃないみたいな街で すごく面白くてご飯も美味しかった。

食事中、将来の(プライベートの)不安を打ち明けた。自分に合った相手は見つかるんだろうか?子供作ったりできるんだろうか?ということ。

でもオラオラした先輩には私の気持ちや状況はわかってもらえなかった。
仕事も家庭も欲しいなら死ぬほどがんばんなきゃね、じゃなきゃ諦めなきゃね。って。

そんなのわかってるし、そんなの現状並べただけだし。誰よりわかってるし。

こういう話になると、理解を示してくれない男性は多い。「きつい」って現状すら、「そうだよね、問題はあるよね」と言う人すら殆どいない。

社会的な抑圧、それ自体をなぜあたかも存在しないかのように語るんだろう?自分が問題視していないからといって、なぜないことにできるんだろう?

違和感がすごいけど、うまく言葉にできない部分も多い。

変えられないことだらけだし だから自分だけ一人勝ちすることをまずは目指さないといけないのかもしれないけど、だからといってその問題を「ない」ことにするのは変でしょ?

多くの男性には本当に見えてないんだなと思う。

25歳で彼氏と別れて結婚に焦ったりする感じも、わかんないんだろうな。「自分にはわからないけど、そうなんだね」ってことにも思いを巡らすことができないのってある意味すごいって思うけどね。まぁわからないんだろうね。

ああいう話したとき「わからないけどそう思うんだ」じゃなくて「そんなことないよそう思ってんの君だけだよ」って話に持って行く自信はどこから湧いてくるんだろうな~。

ほんと理解できないけど向こうにも私の話は全く理解できないだろうから仕方ないんだなー



でももちろん中には私と価値観の合う人もいて、先日のイベントで知り合った男性は多くが上野千鶴子さんの著作を読んでいてビックリした!
出るとこ出ればそういう人々と知り合うチャンスもあるんだなと知った。その人たちとはまた会う予定もあり、東京に良き友人ができたことをありがたく思う。

自分にとっての正解とは何だろうと思う。
変わらないことについて考えるのは無意味だと彼らは言う。思い悩むのは自分の人生にとって苦痛だけど、考えていることは無意味ではないと思う。

でも「気づいてしまったのに変えられない」というのは不幸なのではないかと感じる。
フェミニストの人々は一体どうやって世の中と折り合いつけて生きているんだろう。問題視したら自分の中にいっこ問題が増える。それが悩みのタネになってしまったら不幸に近づく。

声高に叫んでも何も変わらない。自分が幸せになることが正解だと言われる。結局それしかないのかな、努力とラッキーで数々の「いいなぁ」を尻目に、満足いく地位に身を置いて、やっぱ話はそれからなのかな。

フェミニズムも デモ参加者も 署名も 無駄な行為をしているんだろうか?
自分にとっての正解はなに?
すごく考えるのがつらい。

私はフェミニズムやマイノリティ周辺を知って不幸になったんじゃないかな。わからないことがわかったけど、変わらないことは変わらないと突きつけられて、絶望して、不幸になったんじゃないかな。