同級生に会う

5年振りにある同級生と会った。デザインをしてる友達。
その子とは3歳からの付き合いで、小学校の時に特に仲良くなり、毎日2人で絵を描いていた。

今日会って、リコちゃんと出会わなかったら、こんな風にずっと描いてこなかったよ。って言われて嬉しかった。
初めて、絵の上手い子に会って、負けたくないって思ったんだって。

私は最近すっかり、絵を描くことを忘れていて、あぁ、自分の源流はそこにあったのに、と思わされた。

そんな風に言ってくれて本当に嬉しかった。色んなことを知って、覚えていてくれて。

中学校のときに交換し合ったシャーペンを、今でも使ってくれているんだって。ボロボロになっても、テープで留めてまで。


その子は今、印刷会社でデザイナーとして働きながら、自分でクリエイター同士の会に入会して、お金にはならないけど、創作活動をしてる。
仕事でもプライベートでもそうした活動を続けて、地元のいろんなキャラクターデザインを手がけたりして、名前が知られ始めている。

小学校のあの頃からずっと描き続けて、高校も芸術系で、デザインの短大に入ったあと、成績が良かったから奨学金が出て、四大に編入した。努力の人だ。


小学校の時、リコちゃんはわたしのカリスマだったんだよ、と言ってくれたけど、今は彼女が私の目標だなー、と思った。


デザインとライティング、似てるけど違うけど、やっぱり似てると思った。
会社や、その子の周りの状況とかが、私と少し似てた。周りにはクリエイティブな繋がりがないから、仕事の話もできて本当に楽しかった。
まず、人種が似ていて、職業もさほど遠からずというのが、ほんとに嬉しく。。


リコちゃん、やらないともったいないよ、才能あるんだから。って。。
私が絵を描くの好きだったこと、一番と言っていいほど覚えてくれている子。。

私は、忘れ去ろうとしてた。
今やろうとしてることは絵とは全然違うことで、それはそれでとても楽しみなんだけど、新鮮だったんだ。

忘れたらかわいそうだよね、あんなに好きだったんだから。

狂ったように18歳まで絵を描き続けて、やめてしまったんだ。

その子とは別にもう1人、同じ魂を持っている子が来年、遅咲きながら美大に入りそうだ。
2人ともずっとクリエイティブをやり続けてる。私は文章という、少し違った方に来てしまったけど、書き続けていけたらいいなぁ。

本当はまだ、折り合いがついていない。絵をやめてしまったことに。

また少し、考える時期が来たかな。って、思う。

わぁーん、どうしよう(;_;)
なるようにしかならないけど、感性は大切にしていこうと思った。。

ときどきは、絵を描くのもいいかもしれない。