一安心

仕事上で、よい転換があった。

社長が自分の教育方針を見直すことにしたとのこと。

先日、営業と私、それぞれが喫茶店に呼び出されて個人面談を行った。次の事業に向けて気合を入れようという話。

営業は仕事をよくさぼっていたので搾られたようだが、私は特に仕事のやり方を変えなくていいと聞いていた。

そして、いつも通り孤独に仕事をしていた。また、それに耐えようと思っていた。

昨晩、営業・社長・私の3人で食事に行った際、なんかやけっぱちになってて、そうした孤独の話をした。

動物の肉を削いで骨をあらわにするという想像まで話した(笑)

その結果、私への仕事のフィードバックやミーティングも必要だということになったのだ。

てか、今思えば当たり前だ。
私はこの3ヶ月、誰にも仕事をチェックされることも、褒められたり注意されることもなく、ただぼんやりした信頼の元、放って置かれたのだ。

新規事業のために文章を毎日作っているのに、その質をチェックする者が誰もいなかった…。

孤独に耐える覚悟はできそうだったが、自分のキャリアや、実力についての不安は拭えなかったので、近々社長を呼び出して相談しなければ、と思っていた。

社長は、みんなを信用する。それは素晴らしくありがたいことだけど、営業は入社3年目、私は2年目に入ったところだ。
まだ基礎の型すら身についていないのに、フリースタイルすぎたのだ。

社長自身が、自分は営業を始めてすぐの頃どうだったか?というところに立ち返り、やっと、やっと見直してくれたのだった。もっとしっかり教えてやらないと、と。
私は、社長ほど人格のできている人が、そんなことにも気づかなかったのか、と衝撃だった。天然すぎるだろ!

日々、本当に孤独だった。見直すね、と言われた時、居酒屋で泣いてしまうほど、孤独さを溜め込んでいた。
誰にも何も言われないと、どんなに頑張っても少しずつやる気は低下するし、不安になってくる。「私はゴミを量産してるんじゃないか?将来、何年やっても自信を持って広告ライターだとは名乗れないんじゃないか?」と。


そして今日、初めて私の新規事業用の原稿は社長にチェックされ、「いいですね。」と評価をもらった。

新たなサイトはまだ世に出ていないけど、狭い業界のトップシェアを狙える可能性のある仕上がりになる予定だ。社運、社員の未来がここに掛かっている。

そんな新しいサイトに載っても、読み応えがあり、他と遜色ないいい文章だ、と言ってもらえた。
そう評価してもらえて、本当に嬉しかった。

私はいつも、喜んだりするのを控えめにしてしまう。今日ももっと喜べば良かった、本当に嬉しかったんだから。


今日社長に、映画「ベストキッド」で、少年が毎日の練習に飽き飽きして、カンフーをやめそうになるシーンの話をした。私はその状態に足を突っ込みそうになっていたから。

映画では、諦めようとした少年に、先生が初めて手合いをする。
毎日毎日、何のためになるのかわからないまま教えられた型を繰り返していた少年が、初めて人と戦い、「あの動きがこうなるのか!」と理解するのだ。

私に今足りないのは「プロ感」だということになった。実際、社長から見てOKでも、文章のプロから見れば改善の余地はたくさんあるだろうし、何か一つ大きく勉強をして、「私はプロだ」と胸を張って言えるようになりたい。

そういうわけで、再び某ライティング教室への参加話が浮上した。東京に行ったら、本気のプロが指導してくれる教室に通わせてもらうことに!嬉しい。

私はゴミで終わりたくない。

本当に実力になる、どこでも食っていける力をここで身につけたい。

未だに、「ここまで放っておかれたのか」というショックからは抜けきらないけど、ひとまず今後は安心して社長に頼りながら仕事をしよう。。


昨日・今日は、個人的に大きな転換点だった。。