悲しい関係

昨日、久しぶりに母から連絡があった。今も変わらず同じ会社で働いているのかと。何か事件や災害があった時にさすがに困るから、会社の住所を教えてほしいと。

会社の住所はサイトに載っているので追いかけてるかと思っていたが、本当に知らないようだったので、変わらず働いている旨と移転先の住所を伝えた。

母からの連絡を受けてからしばらくは落ち込む。
別にひどいことを言われるわけでもないのに、なんでこんな関係になったかな?とか、どうすればよかったかな?とか、色々考えては落ち込んでしまう。
誰しもこれくらいの悩みとか、重すぎる荷物は背負ってるかもしれないけど、時々こうして連絡を取ると、それを再確認させられて本当に辛くなる。

私が生まれた時とか、初めて立った時とか、母は嬉しかっただろうか?

まさか大人になって、たまの連絡もない、自分を嫌って2年以上も帰ってこなくなるなんて、思ってなかったんじゃないだろうか?

疲れてると、そんなことがよぎって涙があふれてくる。

地元の海や、料理が懐かしい。

いつか、嫌でも帰らないといけない時が来るかもしれないけど、その時は母はもう弱り切っているかもしれない。最悪もう会わないかもしれない。

何年か前からその覚悟をしてきた。
現実的ではないかもしれないけど、もう会わないくらいの気持ちでいないと、もう期待は持てないから。

弱い人だと思うけど、間違ってるけど、自分の親には違いない。
複雑な想いで心がぐちゃぐちゃだ。

彼と食事に行くのに、ふとそのことを考えてから涙が止まらなくて、立ち尽くしてる。