緊急連絡先って、大事。

昨日、2ヶ月ぶりに父と電話をする予定をしていたのだが、「もう話せるよ」という連絡を最後に、急に連絡がつかなくなってしまった。予定を立てているのに連絡をなかなかしてこないというのは今までになかったし、万一携帯を数十分の間に紛失したということになっても、必ずパソコンのメールなどでこちらが心配しないよう連絡は欠かさないまめな父だったので、心配になった。

1時間、2時間はまだ何とも思ってなかった。気づいてないのかな?と思って待っていたが、3時間半を過ぎたあたりから「大丈夫だろうか…?」という想いが押さえきれなくなった。

最近よく飲む知人が、遠方の両親への見回りを地元の警官が行ってくれていると言っていたので、大げさかな〜とは思ったものの警察に連絡をした。警察の方はすぐ自宅を見に行ってくれたのだが、オートロックに応答しない。車は家にあるようだ、ということで不安が加速した。
マンションの管理会社にすぐ連絡がついたので、休日だという担当者の方からわざわざ連絡を頂き、警察と連携をとってもらった。

電話の約束から4時間半くらいたったころ、ついに警備会社と警察が合流して、鍵を開けて家の中を見てくれることになった。
もうその結果を電話で待っている間は本当にヒヤヒヤして、「もうだめかも」「手遅れかも」「手続きとか色々どうしたらいいんだろ」「なんで一人っ子なんだ」と逡巡し、食事もとれなかった。(帰って来た彼氏も心配して隣にいてくれた)

で。
15分くらいたって、電話が来たのは警察からではなく、父の携帯から。
ものすごく寝ぼけた声で「もしもし、お父さんです。警察やマンションの管理会社が来てびっくりしたよ〜もう。寝てました。」といわれ、あぜんとした……

警察の方にも変わったが、「お父さん寝てただけみたいなので大丈夫でした…」といわれ、いや、何事も無くて本当に良かったのだが、しばらくポカンとしてしまった。

父によれば、その日近所の公園であった酒を飲むイベントに昼から参加し、おそらくかなり深酒をした状態でなんとか帰宅。私にメールを送ったのも覚えてないそうで、送信の直後にもう寝てしまっていたようだった。。。

なんとか連絡がつかないかと試みていた、一緒に働いている事務員さんがいるのだが、その方と一緒に出掛けていたそうで。。。
何の心配も、なかった。

今回は警察まで出動する大騒ぎにさせてしまって、もう本当に関係各所に申し訳ない。
事務員さんの連絡先とか、身近な人の緊急連絡先を知っておくって大事なんだなぁと思った。

万一のために、すごく親しくしてくれている友達にも父の連絡先や事務員さんの連絡先も知らせておいた(どちらも顔見知り)。

彼氏の実家の番号なんかも知らないので、まだ結婚してないとはいえ何かあれば連絡するのは多分自分になるのだろうから、聞いておかなくちゃと思った。。。
本当に焦るね。遠くにいて、できることがいかに少ないかと痛感した。

そして将来確実に親はいなくなるのだなあというのも実感した。
就活ならぬ終活が大事というけれど、いざという時、財産やら何やらはどこにあるのか、どうすべきなのか、知っておかなきゃと思った。。。。

まあ、父の方は独り身だし、まだマシだ。
実家とはとにかく連絡を絶っているから、どうすればいいんだか、話し合いすらしていない。
向こうもいざという時のことは考えていてくれるタイプなのだけど、話す機会が皆無だからね。

いや〜〜〜〜
久々にヒヤヒヤしたというか、色々思い知らされる一日だった。
ちゃんとしなくちゃあ。