ムーンライト

今日は仕事の結果も良く、飲みに行きたかったが明日は予定があるので我慢し、映画「ムーンライト」を1人観に行った。

1人の男の子の少年時代~青年時代を描いた作品。

見る前から幻想的、映像が美しいとは聞いてたけど、その通りだった。
寡黙な少年と、海辺の景色や音、湿気た雰囲気とヤクの売人たち。うらぶれた風景と切ない音楽が不思議な雰囲気を醸し出す。

正直、あの美しい世界にずっと浸っていたかった。
ストーリーをハラハラ追うというよりは、何度も見返したくなるような、どのシーンを見ても素敵なような、そんな映画かな。

でも中身の方は決して甘いわけじゃない。シビアな現実を突きつけてくる、切ないストーリー。

-----ここから内容にふれる-----

「ブラック」のパートで、彼が登場してとても驚いたし、悲しくなった。
まるでフアンみたいで。。
彼なりにサバイバルして、生き延びて、手にしてきた人生なんだけど。

母ちゃんと話して涙をこぼしてたところも、辛かったな。

あと、途中海辺でドキドキするシーンがあった。
かなり、息を呑むほど色っぽく、まるでBLを愛好していた中学生のときのトキメキを思い出すようだった。。
男性はああいうのムリという人もいるんだろうか。でも、素晴らしい作品だから苦手な人にも見て欲しいな…。

ただ全体通してかなりロマンチックすぎたところはあるかも…
ちょっと、少女漫画?を思わせるキザなセリフ回しとかあったようなきがする(^_^;)

入り込めてしまえば夢中で観ちゃうんだけどね。

あの舞台の雰囲気、湿度、匂いまでなんとなく感じられるような不思議な映画だった。

またいつか観たいな。