身体はトラウマを記録する

先週、「身体はトラウマを記録する」という本を買った。
700ページ近い大ボリュームで、価格も4000円するだけに購入までに1時間の熟考を必要とした。。

つまり散々悩んで買った。。
近所の小さな本屋の、20冊程度しかない心理学コーナーに奇跡的なチョイスで置かれていた。

なかなか進まないけど、仕事帰りにカフェとかに寄って少しずつ読んでる。
内容がメチャクチャ濃く、これまでの臨床例とか脳研究の発達によってここまでまとめる事ができたんだなあという、トラウマ研究の集大成。本当に面白い。素人にも読みやすくなっていて感謝。フラッシュバックを起こした脳、解離を起こした脳それぞれのMRI画像には驚いた。

やっぱこういう本を読むにつけ、心理系大学院に行きたいな~~という気持ちが湧き上がってくる。
しかし社会人になってからというのは色々厳しいよね。若い頃に決断しないとその後一生選択が難しいというのはままある。でも経験も少ない20歳そこそこで自分の人生を間違いなく撰び取るというのはできなくてもしょうがないことでもあると思う。

自分は一般企業でバリバリ働くことに強い憧れがあったしね。
実際バリバリというほどかはわからないけどある程度の裁量も持たせてもらえて、今は今で満足してるしなあ。

でも心のどこかで捨てきれない感じがあって。時間があると放送大学大学院のサイトなどを見ている。。(自分で学費を払えそうなのは放送大学が限界)
まあ本を読んだりするくらいで、いいということなのかな?人を助けられたり、専門家と呼ばれるレベルになりたいのかというと…わかんない。
とりあえず本は面白いからぐだぐだ考えず読もう。。

あと今日はDV加害者プログラムへ。。
今の彼との関係性を話し、彼の激務が落ち着いたらプログラムに連れてくるという話をした。
苦手だった再決断のワークについてもなにが苦手かをセラピストに話した。

どうなるかなー
プログラムもそうだし、トラウマの本を読んでる時もだけど、かなり古い部分の感情や記憶が呼び起こされて辛くなってしまう。
気持ちの波が受け止めきれなくてしんどくなる。

今日は、結婚するのであれば、母親にそれを知らせるべきか?という話をセラピストの先生に相談していた。
そうしたら、先生は挨拶もしなくていいし、知らせるならハガキ1枚でも送ればいいと言う。
そして一番気がかりだった実家の遺産の話。

先日母の再婚相手に会った時に、「何もせずに全てもらおうというのは、それはムリだよ」と言われ、とてもショックだった。
先生に相談したら、まあ正論というか普通に考えればそうなんだけど「実家の金をアテにしない方がいい」と言われた。
子供だから正当な部分は引き継げるし、万一私に譲らないという遺言があったって遺留分は請求できるわけだしね。

それよりも、「相続するために母の機嫌を伺う」とか、「相続するために実家と距離を縮めて、墓参りだの親戚づきあいをする」方がやばいと。。
まあそうだよな。

もし相続できたとしても、それまでにかなりの感情労働をしなくてはならない…感情労働どころか、ハラスメント的言動に耐え続けなければならない…
そうなれば昔の状態に逆戻りだ。

自分の生まれによって辛い想いをしてきて、それをいくつも心の中でおさめて、乗り越えてきた。
でも、また現れた。これについてもゆっくり噛み砕いて、納得しなければならない。
それよりもまず、結婚のことだよなぁ。

そのあたりは信田さよ子さんの本が実践的で具体的かなあ、、