こうだったらよかったのにと思うこと、結婚のこと

結婚という、非常に一般的なライブイベントだからこそ、自分の生まれを呪ってしまう。
まあまだ全然具体的じゃないし、いつ籍をいれたりできるのかわからないけど。

本当は私だって伴侶になる人を親に紹介したり、年に何度かは会ったりして関係を築いたり、そもそも祝福されたいし、もし子供ができるならじいちゃんばあちゃんに会わせてあげたり、たまには面倒を見てもらったり…
結婚式だって、実家と仲が良ければお金も出して貰えただろうし、ストレスのない関係性なら親族も呼びたかったし、親に心底感謝していれば「母への手紙」みたいなのも泣きながら朗読できただろうし。笑

友達は結婚式を挙げる子も多いし、まず女の子でうちみたいに母親との関係性が死んでる子っていうのは殆どいない。だから周りで「この人もこうしてるし」とモデルにできる例がない。本を読んだりセラピストに事例を聞くしかない。

どうしたらいいかわからないという気持ちもあるけど、何より悔しくてならない。
普通の家庭に生まれて、日本のいわゆる一般的な価値観を内在化して、花嫁に憧れて、結婚式をあげて…っていうのが、まあ憧れてはないからいいと言えばいいんだけど、そういう普通ど真ん中みたいな事に、結婚くらいは巻き込まれてみたかったというか。

てか、自分の好きな人と一生を共にします!って、お披露目するのって素敵なことだよね。別れてしまうことがあったとしても。
わりかし原始的な欲求というか…。

母に対しては、もうこの態度を貫くしかないのかな。
本当は甘えたりしたい。
仕事で辛いことがあったり、彼のことで悩んだら相談したり、逆に母の話を聞いたり、離れていたって1人の家族として支え合いたかった。
あと半年で3年、連絡を取ってないことになる。。

普通の家庭ならこの2年半の間に、関係修復の一報でもあるのかもしれない。それもないのだから、やっぱり母もこれでしょうがないと思っているのだろう。

今日プログラムに行って母の話をした時に、猛烈に母がかわいそうになると話したら、それはあなたの中の、解決できる問題だと。
つまり、子供の頃から辛い経験をさせられたんだから、かわいそうなんて思う必要はないし、結婚のハガキ1枚出すだけでも優しいわよ。って。
そこで情にほだされて母と距離を詰めたら、また嫌な思いをするよって。

ただ、私が望むなら、しっかり嫌な事を嫌だと拒否するやり方を身につけてからまた近づくのはOKだって。切り分けて、うまくできるのなら。

これが私の病理というか、私の解決すべき問題なのだとセラピストに言われて非常に腑に落ちた。

「一人娘に愛想をつかされる母がかわいそう、よくよく考えたら私の受けた経験なんて、大したことはない」って、自然に思ってしまう自分がいる。

あーやっぱり信田さんの本かなぁ。。

自分の受けた経験を、過少評価も過大評価もしないで受け止められたら、全然違うだろうなぁ。

ああ、苦しい。
こんな事、彼には話してもわからないだろうな。全く。

ものすごく切ない。