三浦綾子「氷点」

ひつじが丘に続き、氷点も読んだ。
三浦綾子ストーリーテラー、とどこかで見かけたけどその通りだと思う。すごく面白くて、大作なのに一気に読み終えてしまった。

物語については何を書いてもネタバレになりそうな危うさがあるのでうかつに触れられないけど。
でも一気読みだったとはいえそれなりに読むって疲れる作業ではあるから、続・氷点も読むぞ!とは何だかならないな…読んでてしんどい話でもあったし。

しかし、やっぱり同じキリスト教なら遠藤周作の方が深みがあるなあと思う。
読むのも辛く、読後も数時間は腑抜けにされ、一週間は世界観から出て来られず、聖地巡礼までしたくなるほどの魅力があるのは、自分にとっては遠藤周作かなぁ…

でも、読み始めてスイスイ読めてしまうということだけでもまず、凄いからね。
割と、入り込めなくて読むのをやめてしまう本も多い。
そんな本が何冊も本棚にある。

読書づいてるけど次は何を読もうか。やっぱり遠藤周作の読んでいないものを読み進めようか。
三浦綾子は知人に聞くまで読もうという気にならなかった作家なので、そういう、聞いたことあるけど深くは知らないというような人の本を読んでみるのもいいなあ。
図書館にでも行きたい。