先輩の結婚式、in富山

3/17~3/19まで富山県に行ってきた。
学生時代の先輩の結婚式で。

私は大学時代演劇部に入っていたんだけど、こんなにみんなで集まれたのは卒業以来というくらい。
花嫁も含めると6人で会うことができた。

土曜日に前乗りして、みんなでレンタカー借りて観光したり富山の海の幸を堪能したりして。
日曜日は本番の結婚式。
神社でやる式は初めてだったけど、白無垢とてもきれいだった。

仲のいい先輩だったし、ご両親にも良くしてもらっていたから、両親への手紙のところではもらい泣きしてしまった。
余興やムービーなどは何もなかったけど、全くさみしいとは思わない、充実して愛にあふれた式だった。
だんなさんも高校・大学と演劇部とのことで、たぶん新郎新婦ともに来てた友達はほぼ全員演劇部出身だっただろう(笑)

式の後はみんなで喫茶店で喋れた。
一緒に参加していた人が気を利かせて、懐かしいメンバーからビデオメッセージをもらって花嫁に見せたり。
もうみんないい大人だから学生ノリではないけれど、まるであのころみたいに、ホッとできる集まりだった。
よく宅飲みとかしてたよね。お酒弱かったのに。
本当に楽しい時代だった。あんなに楽しいことは、たぶん生まれて初めてだった。

みんなそのお茶の後それぞれに帰ってしまったけど、私ともう一人は19日に有給を取っていたので、観光してきた。

スーパーのイートインコーナーで富山の海の幸食べたり。
お土産じっくり見たりして、雨だったけど楽しんだ。

帰り道の新幹線では日本酒と干しほたるいかやブリの燻製、かにみそで宴会。
飲み会だと思うと3時間の移動もあっという間だね。

そして帰ってきたけど、今はなんだか心が空っぽ。
とっても寂しい気分。

旅行の後はいつもこうなるな~
特に本当に青春時代のど真ん中を過ごしたメンバーだったから…。

こんな風に掛け値なしで会えるみんなが本当に貴重。
小さいサークルだったから、先輩後輩の垣根を越えて仲が良かったしね。

今回は宴会の時に、10年前に恋愛沙汰で大揉めしてた先輩とも電話で話すっていうイベントもあったw
まさか、あれだけ辛かった、ひどいことをされた張本人と10年後笑顔で電話できるなんてね。
時の流れってすごい。

もう返ってこないからこそ、本当に大事だった時間。
大変すぎた実家を離れて、一人暮らしをして、初めて作れた自分のコミュニティだったから、その喜びや思い入れも全く違ってる。

今のこの瞬間とか、仕事とか、彼氏とか、考えていること、全部、10年後には全く違った色合いで見えるんだろうな。

昨日10年前のブログを読み返してみたら、一生懸命に生きててすごくいとおしかった。
あの頃は本当に色々と必死で、大変だったよね。
色んな人に迷惑もかけたし、かけられたし、一人でいるってことができなくて、依存的になって、でもそんな自分を変えようと必死で。
結婚式で会ったみんなも、あの頃はまだ学生で、未婚で、演劇やってて。
自分も含めてみんな本当に、成長したなぁ~。

すごく辛いこととすごく楽しいことが同居してた稀有な時代。自分にもそんな青春時代があって、もう戻れなくてもいつでもずっと思い出せる、本当に大事な思い出になってるってことがすごくうれしい。
実家を離れられて、大学に行けてよかった。
大学は勉強をするだけのところじゃない。
今振り返ればもっと勉強しておけば…と後悔することもあるけど、あの時はそれどころじゃなかったし、あれでよかったと思う。もがきながら、人間関係の中で苦しんだことが今ものすごく力になっている。

これからもあんな風にコミュニティに参加したり、出会えてよかったと思えるメンバーに出会っていけるかな?

今回すごく楽しかったから、またみんなで集まりたいな。
声かけ役の先輩に負けず、また募って、みんなで会いたい。

あぁ~、しばらくこれは辛いというか、日常に戻れなさそうだ。
先輩の結婚のことも、自分の結婚のことも、実家とのことも、学生時代のことも、
全部色々思い出しちゃって、感慨深くて、せつなくて、感傷に浸ってる。。。

そしてはからずも、昨日は大学の卒業式だったみたい。
私と友達は留年しちゃって、1学年下の卒業式に出たっけ。
私のいた演劇部は今も、私たちの代でつけた名前で演劇をやってくれてる。
昨日の卒業式でも、私たちの出ていった後の演劇部で存分に青春時代を過ごして、たっぷり社会に出るまでの栄養をつけて、モラトリアムを満喫した子たちがそのまた後輩に見送られて行ったのかな。

私は、卒業して6年か。
早いなぁ。本当に。


思い出を共有してる誰かと、話したいなぁ。
本当に、貴重だなと思ったから。同じ世界に、同じ瞬間を過ごした、自分を覚えてくれている人がいるっていうのは。
サークルのみんなとか、同級生とか、大事にしていこう。。。

今日は自宅で仕事だけど、まだまだ思い出して、涙が止まらなそうだ。