沼津に行った

今日は夫の農園のオーナー夫妻が沼津に連れ出してくれるというので有給を取った。

オーナーの奥さんが東京出身だそうで、知り合いのない土地に来た私のことを気づかってくれて、企画してくれたそうだ。

その気持ちがあたたかくて、とても嬉しくて。楽しい一日になった。

朝8:30に山梨を出て、高速と下の道を使って沼津港へ。(山梨から静岡は高速道路が完成していない場所があるらしい)

サービスエリアに寄りながらだったので、着いたらもうお昼前。
目をつけていた食堂で立派な刺身定食をごちそうになって、至福の時間を過ごした。

その後は、深海魚水族館へ。
そこまで期待していなかったけど、思ったよりたくさんの生物が展示されていて、久しぶりに自分の好きだったものはなんだったのか、思い出させてくれた気がした。

私は大学に進学する前、受験勉強をしていた頃、毎日が本当に孤独で、塾の帰り道には頻繁に図書館に行って深海や宇宙の本を眺めていた。

中でも好きだったのはチューブワームだ。
あまり覚えてないけど、ワーム本体には細菌が寄生していて、全く酸素を必要とせず(酸素かな?日光かな?忘れた)とも生きていけるよう支え合っているというのがすごく素敵だと感じてて。(今思い返すと、なんでそんなとこに魅力を感じてたのか…という感じだけど)

なんかすごく深海に憧れがあった。

今日、オウムガイやダイオウグソクムシ、メンダコなんかを見てると、その頃の気持ちが蘇ってきて懐かしくなった。

それと同時に、なんで自分は深海や宇宙、あとジャンクションや工場なんかが好きなんだろうな?と考えた。

最近、本当に自分は孤独な星回りなんじゃないかと考えることがある。どんなに頑張っても、どんな状況でも、どこか孤独を感じ続ける人生なのかなと。

本当は、大勢の人に囲まれて毎日パーティーするような生活が大好きなんだけどね。

結婚も、してみたら意外と孤独だったし。

だから、自分の心の中にある孤独感と共鳴する風景が、深海やジャンクションなんかの寂しい場所なのかなと思った。

この間友達に「寂しい場所が好き」と話したら「なんであなたはそういう場所が好きなんだろうね?考えたことある?」と言われて、それから考えてた。

なりたい自分となれない自分。
どんなに明るく楽しく騒いでても、自分の心の中の拠り所は暗くて澄み渡った寂しい場所にあるのかもしれない。
でも、寂しい場所であっても拠り所なんだ。寂しいけど落ち着く。
そういうと孤独が好きみたい。
全然孤独は好きじゃないけど、自分の心の中にはたしかにそういう場所がある。

もっと認めて、大切にしようと思った。

沼津から帰ったら、夫はなぜか熱を出して寝込んでしまった。
また孤独笑

でも今日は静かで寂しい深海のことを考えてたら、乗り切れる気がする。

カウンセリングの予約も取れそうなので、もっともっと自分のこと深く考えたいな。