仕事をやめてく人たち

私の周りでは、年齢のこともあって、ぼちぼち結婚する友達も増えてきた。
でも、気になるのが、結婚とほぼ同時に仕事を辞める人が多いこと。
正社員じゃなくて、パートタイムになったり、専業主婦になったり(専業主婦はさすがにほとんどいないけど)。

旦那さんがすごく忙しいとか、自分の家だけじゃなく旦那さんの親とも付き合わなきゃいけないとか、家業を手伝わなきゃいけないとか、いろんな状況、いろんな理由があると思う。

でも、個人的にはとてもリスクの高い行為だと思う。

結婚する時から離婚のことなんか言いたくはないけど、3組に1組以上が離婚する今のご時世で、これまでのキャリアを手放すというのは本当に怖い。

というか、女友達の中に「キャリアを積む」という感覚がないのでは?という子も多くてびっくりする。
男友達はもうほぼ自動的に正社員や、非正規であってもフルタイムで働くことが刷り込まれているけど、女友達はそういうのが薄いと感じる。

男にとっては働くことが義務であり、当たり前であり、自己実現でもあったりするのに、女にとっては働くことはまだまだ特別なことであり、いざとなれば結婚してやめればいいことなのであり、逆に言えば働き続ける=バリキャリ、的な感覚があるという気がする。

いっせーのーで小学校からスタートして、30歳になるとこんなにあり方がいろいろになるのかと本当に驚く。

働いていることが至上だとか、そうでなければならないと言うつもりは全然ないけれど、働かなければ結局食えない人がほとんどの中で、夫の稼ぎがあるから、と仕事を手放すのはとても危険だと私は思ってしまう。(もちろん何も言わないけれど)

あと、友達と話が合わなくなってきた。
別に仕事の話がしたいわけじゃないけど、働いていてある程度の裁量があるとか責任がある時に見えているものと、そうじゃない時に見えてる景色って全然違うと思うから。
見えている景色が違うと、話題も変わってくる。
そうなると結局、当たり障りのない話しかできなくなってくる。

仕事の話をなんとなくしてみると、「リコちゃんはバリバリ働いてカッコいいね!」という反応がもはや百発百中くらいで女友達からは返ってくる。

私は全然バリバリしてなんかないよ。普通に自分の仕事をしてるだけ。

もう、そんな反応もつらくなってきて、よっぽど褒めて欲しい時しか話すのはやめようと思った。。


あと私が変わってしまったのかもしれないけど、友達でも合う合わないってホントあるよな〜〜と強く思う。
昔の友達って、かなりおとなしいタイプの人が多かった。
でもそういうタイプの人と1日遊ぶと、もんんのすごく疲れてしまう。
特にこの間は一緒に旅行に行って、どこへ行くのかを決めるのも、着いて地図見たりするのも自分で、なんか疲れてしまった。
友達も気遣って「ここは私調べるよ〜!」と地図を見て誘導してくれようとするのだが、方向音痴すぎて、Googlemap見ながら迷うという…その後は結局私が誘導した。

夫とは、そういうところはかなり丁度いい。片方が運転する時は片方がナビをしたり、どこかに行く時の下調べなんかも良いバランスでしていると思うし、なにより食べることが大好きという共通の価値観を持っているので、旅行はだいたい失敗しない。

旅行すると友達の本性がわかる…なんて聞いたことがあるけど、本当にそうだよなぁと。
向こうも、もしかしたら一つ一つスムーズにいかない部分にちょっとイラっとしてる私に気づいてしまったかもね。。だとしたら、申し訳ない。

父がよく、人生は旅なんだと言う。
どこかで出会って、どこかで別れる。
昔仲良かった人が、今もベストフレンドとは限らない。
今は今で、別のベストフレンドが待っていてくれるかもしれない。

最近は悩むことが多いなぁ。
もう年末。
なんとか、しよう。