「結婚できない人」が登場するエンタメ

よく、TVでは「結婚できない人」が揶揄され、笑いのネタにされている。
ドラマなんかでもそうだ。

私はそういうのを好き好んで見ていた。
フリーの時は恋愛ものが羨ましくて見られなかったくせに、結婚予定の相手ができたらとたんに見るようになった、なんて性格が悪いんだ。

そういうエンタメを見ることで、自分の選択の正しさを再認識したかったのだろうか?
でも一つの目線から見ると、私はそういう人たちがとても羨ましかったように思う。
「結婚できな〜い」と言いつつ、本当は一人でいることを選択している人たち。
友人たちにも「そろそろ結婚しなきゃいけないよね」と言いながら一人暮らしを謳歌している人というのは何人もいて、私は実はそういう人たちをすごく羨ましく思っていたような気がする。
自分にはできないことだから。

私の人生は半自動的に結婚に向かって進んでいたんだと思う。

私はつくづく世間の声、第三者の声を敏感に感じ取る人間だと思う。

本当の自分は、結婚なんてしなくていい、形になんて一切とらわれなくていい、子供もほしけりゃ産めばいい、そうでなければ産まなくていい、誰と恋愛しても、しなくてもいい。男が好きでも女が好きでもいい。もっともっと自由でありたい。と、そう思っている。

圧倒的に自由でありたいのに、自分自身はそうできない。
自由であってほしい、と思うのは自分以外の世界全てに対して、という感じだ。
子供以降の世代に望んでいる感じもある。

なんで自分は選べないんだろうなぁ。

ここからどう一歩動けばいいものか。