今日、彼から電話があった。
用事はないとのこと。
数分話したら、私の家に来客があったのでそこで話は途切れた。

しかし少し後に、今度はメールが来て、会いたいと言われた。

一体、どういうつもりなのだろう。

こっちはもうすっかり別れたつもりで、地を這うような毎日なのに。彼の口調は至極穏やかで、かつての「いつも通りの彼」だった。

この間は私を拒んだ癖に。

もう掻き乱されたくないのに、
毅然として、用事がないなら会わないと言って退けたいのに、私は会ってしまう。

もうやめて。これ以上惨めな思いはしたくない。
明日会うのが死ぬほど楽しみで、その反面、とてもこわい。