低空飛行の毎日

ここ最近、肩が痛い。
寝返りを打つと痛くて目が覚めるようになったので、近所の整形外科へ行ったら肩の腱板という筋肉が損傷しているとのことだった。
腱板というのは肩の筋肉の奥の方にある板状の筋肉で、骨に張り付いているらしい。
五十肩じゃなくてホッとしたが、腱板損傷も中高年に多い怪我だそうだ。

一体なぜこんなことに。。

右足の裏がたまにものすごく痛くなるのでそれも一緒に見てもらったら、ファベラという謎の小さな骨の近くの筋肉が炎症を起こす、ファベラ症候群という怪我なのだそうだった。

どちらも生活習慣で起きるものだそうだ。
おかげで、せっかく水泳に通い始めたのに行けなくなってしまった。
水中ウォーキングくらいはできると思うけど、泳ぎたくなるだろうし。

基本的に、体にムリが出るような使い方が日常化しているってことだなぁ。
なんとなくわかるような気がする。

この間近所の集まりに出かけたら、向かいに整体師の方が座っていて、集まりが終わった後に「なぜあなたは体中こわばっているんですか?全身の筋肉に力が入ってますよね」と言われた。

つまりはそういうことなのではないか。

心の持ちようが体に表れて病気になったんじゃないかと思う。
確かに自分はいつも緊張していて、焦っていて、大股で早足で歩く。
身長180cmの社長よりも歩くのが速いことがあるくらいだ。
自分としてはそれでいいと思っていたんだけど、それを整形外科の先生にも指摘された。

この間はカウンセラーにも深呼吸をするようにと言われた。
常に交感神経が優位になっているタイプなのだと思う。

何年も前から自覚してはいたけど、最近の自分は比較的落ち着いているからと、あまり気にかけていなかった。

単にムリな姿勢をしていたという、それだけのことではあるけど、なんとなくその奥に、少しの痛みくらいどうってことないとか、自分の体を愛して大事にするという意識が欠けていたようなことがあると思った。

まさか姿勢の悪さだけで筋肉が損傷するなんて。。

自分の心を大事にしようと心がけてきたけど、体にも気を配らなきゃいけないんだな。
整形外科の先生は、腱板は損傷しやすいから、なるべく脇をしめて、動きをゆっくりとするように私も気をつけています、と話していた。

急いでも、急がなくても、人生たどり着くところはそう変わらない気がする。

もう少し、体のリズムに心を合わせるというか、ゆっくりと生活してみたいなあ。

こういうのが実践できなくて、変な病気になって死んでいくと思うととても怖い。
怖いというか悲しい。

少しずつやっていこう。