説明のつかない感情

生きているといろんなことがある。嬉しいとか悲しい、腹が立つ、様々な感情に翻弄されながら生きているけど、起きた出来事に対して自分がどう捉えているのかわからないままのこともたまにある。


例えば、ある女友達とのこと。

私は彼女にとても興味があって、もっと仲良くなりたかった。でも、向こうから遊びや飲みの誘いが来ることはあまりなくて、私はなぜか嫌われたくないという思いが先行して、色々誘ったりできなくなってしまった。


去年などは、私が彼女の近所に風呂なしアパートを借りたものだから、その子の家の風呂に自由に入っていいと。そのために合鍵も渡すと言ってくれたくらいだった。


だから友人として好意は持ってくれていたんだと思う。

でも、なんか、それ以上親しくなろうとできなかった。嫌な感情じゃなく、むしろ好きだからそう思った。


こういう一連のことを、私はなぜそう思うのか理由を解明できないまま1年寝かせておいたんだけど。


昨日、彼女が好きだと言っていたある海外のロックバンドの曲を聴いていたら、突然「失恋みたいだ」と思った。


胸が苦しくて、喪失感がある。

本当は何も喪失なんかしてなくて、今だって連絡すれば会えるかもしれない。そんな関係。

この間、あるレストランでたまたま彼女がバイトしていて、久しぶりに会えてすごく嬉しかった。

嬉しかったと同時に切なかった。


でも、恋なのかどうか?を判断するのもまた難しい。

思春期を除いて、私は完全に異性愛者だと思ってきたし、彼女と性的にどうこうなりたいとは思わないからだ。

けど私が知っている恋愛から性欲を抜いたら、やっぱり今みたいな感情になる気がする。


精神的な部分では、実のところ男女を問わないということなのかな。

友人(男性)に、性の対象は男、精神的な繋がりは女、という人がいるから、その辺りがグラデーションになる感覚は何となくわかるのだが。


私は基本的に女性と仲良くなるのが上手いと思っている。でも、彼女とはうまくいかなかった。決して嫌われているんじゃないと思うし、いつもの自分ならそれでも気にしないでナチュラルに距離を詰めてたような気がする。

でもできなかった。


彼女のことを考えるたびに胸が苦しくなって、どうしようもなくなる。

それは夫が好きとか、すきあらばイケメンといい仲になりたいと思ってる自分とはまた違う感覚。


不思議だな〜〜。。

この事を誰かに話して理解を進めたいんだけど、夫には話しづらいし、「はあ?」ってなりそうだし、カウンセリングもまだ先だし、あー早くだれか、親しい誰かと会いたい。


もう一つ、自分の中で名前がつけられてない感情がある。

ボヘミアンラプソディー」を見た時の自分だ。


めちゃくちゃいい映画だったけど、二度と見ないと思う。


うまく言えないけど嫉妬?のような。世界的に成功するってどういうことか、というのが描かれて、でも彼には彼の私生活もあって。

なぜ自分は大々的に成功してないんだろう?みたいな嫉妬というか、若さゆえの万能感の終焉というか…

とにかく、あの映画は「大したことない自分」を見せつけられるから嫌なのかな笑


端的に表現したらそういうことだけど、映画ならではの色んな演出とかそういうのが相まって、すごく感情にくるんだよね。。。


特に冒頭の、ライブに向かうフレディの様子とか。。


ようわからんね、自分。

もう30だけど、未だに感情的すぎる笑


時々、今の落ち着きすぎた生活から飛び出たくなることがある。

今は落ち着き9、衝動性1みたいな生活だけど、ふとした瞬間に、衝動的で堕落的でジェットコースターみたいな人生を選びたくなる。

やっぱそういう回路がまだあるんだと思う。そして夫にはこれは存在しないんじゃないかと思う。笑


だから、映画っていう、他の人の生活や人生を追体験できるような装置はとても魅力的で、でも自分を狂わせてしまうような気もして怖い。


映画は好きな方なのに、最近全然見られてないなあ。


とりあえずブログに吐き出せてよかった。

自分について考える。