不安2

体調を崩すきっかけとなった飲み会について、カウンセラーは何度も突っ込んで来る。

別にイヤじゃない。辛いけど、どうして私があの時の事に固執するのか、自分でも知りたいから。

「自分の常識や、普通だと思っていた事を、崩壊させられたんじゃないですか」と言われた。

確かにそうなのだ。
だから、もうここは私の居場所じゃないと思ったのだ。

自分の考えかたや、筋の通し方。価値観。私を貫いて、私を保たせている軸は、彼らには無意味な物だった。

私が不愉快だと感じたり、不誠実だと思うやり方を、彼らはしていたのだ。

だから
だからか。

全てがぐらついてしまったのかもしれない。世界は彼らのみで出来ているわけではないけれど。

私は休む必要があるかもしれない。

毎晩夜になると泣いて、辛くて寝付けなくて、リンパは腫れて頭は朦朧とし、呑気症になって……。こんなのおかしい。

全部壊れてしまった。
乱れてしまった。

誰を頼ればいいかわからない。

カウンセラーも 彼も頼れるけれど、なくてはならないけれど、カウンセラーは週に1度が限度だし、彼氏には頼りすぎたくない。
信頼していた父とも、何だかすれ違うようになった。

私には居場所がないんだなぁ。

友達も彼氏も、自分から新しい場所に飛び込んで居場所を作った。
私は少し寂しいと思っている。

いくじなしなのだ。

知らない国に行きたい。
もうだめかもしれない。

今日は友達が来てくれたのに 寝なきゃいけないのに、涙がとまらない。