チョコレートドーナツ見てきた

うわー、前日の記事がやばい。
やはり眠剤を飲むと記憶が飛んでいて、自分はどんな文章を書いたのかとヒヤヒヤする。
多分昨晩はすぐに寝たようで、ブログを書き散らかす以外の奇行はとっていないようだ。ほっ。

今日はレイトショーでチョコレートドーナツを観てきた。
東京で「17歳」(だったっけ?少女が売春しまくるやつ)を観た時に流れた予告編で存在を知った時から、観ようと決意していた。

普段自分が感じている社会への不満や、これまで受けてきた理不尽なことと重ね合わせながら観ていた。
色々考えながらストーリーを追っていたので、いい映画だったのにきちんと覚えていないかもしれない…

法廷のシーンあたりからラストまで涙が出たり止まったりを繰り返し、最終的には顔がもうグシャグシャだった。

愛の輪郭ってこういうものだったな、と思い出させてくれる反面、社会の物凄い残酷さを知らしめられる。観ていてとても辛く、正義って何だ?人生ってなんだ?と思わざるを得なかった。

黒人弁護士が、「正義はない。それでも戦うんだ」と劇中で言っていた。

それを聞いて、やはりそれしかないのか。と思う一方、その現実に積極的に立ち向かえず、例えば自殺したりして、社会から葬り去られた人はどれだけいるのだろう、と戦慄した。

原題はany day nowというらしい。
英語には強くないけど、何と無くニュアンスは伝わる。このタイトルが映画の主旨を体現していると思う。

私は社会が変わることを願う。
会社の人に、ムリだよと言われ続け、マイノリティをわかった気になるなと言われても。

私の半生はどうしたってマイノリティ方面にあり、今もその場所でくすぶり、悩む人の気持ちが痛いほどわかってしまうのだ。それは彼らにどうこう言われることではない。今も心底腹が立つ一言だ。
わかるわけないと言うなら、「寄り添いたいだけだ」と言い返したい。

自分たちにわからないからといって、私を悪者にしないでほしいし、彼らのことを考えることが無意味だと言って欲しくない。

分かった気になっているつもりなんて、ないし。てか、そこ一番気をつけてるし(笑)マイノリティ憑依なんて言葉、何で作ったんだろ。誤用注意の危険ワードだと思う。

any day now.今すぐに、という意味らしい。
この映画は私に、私の望む社会を作るためにできることはないか?と考える機会をくれた。

私は役に立ちたい。
過去の自分のような少女や、生きづらさを抱える多くの人のために。何かしたいと思う。