ストレスがmaxでございます/深い河

仕事は一時的にストレスフルだがそれよりも二人暮らしのストレスがやばい。

本当、疲労困憊。
これは自分に素直に振る舞っていないからなんだろうな。
我慢の連続。

結婚生活って我慢の連続っていうけど、そこまでしてなんでしなきゃいけないんだろう?
そして、なんで自分はそうして疑問に思っていることに、わざわざ飛び込んで行っているんだろう?
結婚したわけではないけどさ。

結局、10日めにして睡眠不足が限界に達し、彼と寝室を分けた。
安眠を手に入れられたのは普通に良かった。でも、安眠できないくらい緊張しているってことなんだよね。
親しい友達とだったらもっとぐっすり眠れるのに。

そして、彼の料理へのこだわりにつかれた。
私も料理は得意だし、好きだけど、当たり前に元プロにはかなわない。というか質が違うと思う。


昨日わたしの買い物に付き合ってもらっていて、帰りにスーパーに寄った。
付き合ってもらっていて申し訳ないけど私はへとへとに疲れてしまって、彼がカレーを作るというのでもう1品惣菜がほしい、なにかできあいのものでいいから1品買おうよと言った。

何がいいかなーと思い、真あじの南蛮漬けを手にとったら、「でもこれ俺が作った方がおいしいよ、作ろうか?」みたいな風になって、いやいやいやいや、もう疲れてるから早く帰って食べて寝たい。。と思って。

適切にそういう時に言葉を出せればいいんだろうけど、「じゃあ、いいよ、カレーの材料だけ買って帰ろう」と言ってしまった。多分私の顔が引きつったのはわかったと思う。けどそれが何だったかというのはわかってないかもしれない。

2人でいると、お腹がすくタイミングも、コンディションも、違う肉体が2つあるのだから、似てくるとしたって違うものは違う。

私はそういう時に欲求を適切に、相手の気分を害さないように言うのが下手になってしまっていて、彼の前では封印し続けている。そんなの、無理がきて当たり前。

私はもっと別のものが食べたいし、品数が多い方が好きだし、味噌汁の作り方だって彼の方に合わせてるけど本当は別の味噌で、別の作り方で作る方が好き。でも、彼が「こっちの方が正しい」という風に振る舞うので(その意識はあるにせよないにせよ)、私は無力に従うだけになってしまっている。

昨日の真アジの時は本当にやばかった。「あ、無理」と思った。
疲れていて、でも付きあわせた訳だから強く言えないという思いがあった。もし自分ひとりなら適当にサイゼリヤかどこかに行って帰ったと思う。


彼のことに仕事のことが加わってダブルパンチで辛い。
じゃあどうしたらラクになるの?っていうのもない。
私自身食にトラウマ的なものがあって、それを彼に打ち明けられないのも辛い。
でも打ち明けることはできない、こりゃ無理だ、と思う。。

カウンセリングも行ってないし、前とはライフスタイルが変わってしまって、何だか変な感じ。
前も書いたけど檻に入れられたような。隔絶されたような気持ちがする。
立派なマンション、駅から近くていい物件で。
家事全般が得意でいつも笑わせようとしてくる明るい彼氏なのに、私はどうしても闇のほうばかりに目を向けてしまう。


どうでもいいけど遠藤周作の「深い河」というのを読んでいるのだがめちゃくちゃ面白い。
大学時代、授業に出てきてから気になったまま読めてなくて、なぜか今ようやく読んでいる。

喪失した人たちのオンパレードで心が休まるのだ。
私は喪失した人、というのが好きだ。好きといったら失礼だけど、本当に心が休まる。。

こんな作品を書く人だとは思っていなかった。もっと読みづらい、古臭い小説だと思ってた。
優しくて、切なくて、奥さんをなくした人も、神学生をイジメ抜いた人も、動物にだけ心許せる人も、兵役で大変な思いをした人も、全員の気持ちが痛いほどわかる。気がする。

もっとこういうのが読みたいな。ずんと重くて一生忘れられないような。


今日は彼氏と晩ごはんが別々で正直ほっとしている。
なぜあんなに自炊にこだわるんだろう。ちょっと手を抜いて、「今日は駅前で待ち合わせて軽くラーメンでも食べてすませようか」とかにならないんだろう。

疲れてしまった。私は彼のようには家事は出来ない。片付けもはかどらないと愚痴られるけど、体力のない人間にはきついんだよ。引っ越しのパニックで無理なものは無理なんだよ。。。。。

不満だ。疲れた。
帰りたくないと思わせるような家にしちゃいけないと書いたけど、私のほうが帰りたくない。
そんなにテキパキ働けない。無理です。ううう。