新ジャンル

つらぽよなのでいっぱい書いている。

わたしは本を読むのがまぁまぁ好きな方だけど、
H社長と仲良くなったことで、興味の方向が変わり、ビジネス書等も読みたくなってきた。
ビジネスの世界って面白いってこと、今まで知らなかったのだ。

私は心の病とか、そういう狭くて孤独で深くて、っていうところをずっと見てきて
そこから社会福祉とか、マイナスの人々をどうフツウレベルに持ってくか、とか
そういうことに興味があったけど・・・

ビジネスも面白い。
そこにも同じくらいの人間ドラマがあるんだってことを本当に最近知ったのだ。
人間がやってることだから、当然なのかもしれないけど。
あと歴史ね。歴史も今まで興味なかったけど、人が世の中を動かしてきた。
不完全な人間がどうにかこうにか、自分の欲を満たそうとしたり、人を幸福にしようとしたり、
いろいろやってきたわけよ。

そういった部分が面白いと思い始めたのは、人間が不完全だということが
わかってきたからかもしれない。Hさんのことはきっかけにすぎないのかもしれない。

ずっとずっと自分に劣等感を感じてきて、何も為せない自分で仕方ないと思っていた。
自分だって何者かになれる、と思いながら
なんにもなれなくて死んでいっても、仕方ないのかもしれないと思っていた。

でも、Hさんと話をして、とことん私を肯定されて
仕事までもらって、世の中に自分をここまで肯定してくれる親以外の人間もいるのかと
すごく感動した。

自分でも何かできることってあるんだわ。
人に肯定されるってすごいことなんだ。
本当に自分にとっては奇跡の出会いだった。

人は不完全だ。
自分に対して劣等感を感じてきたけど、自分だって人間としちゃスタンダードな方だ。
シドヴィシャスにカートコバーンに太宰治ゴッホに、みんなやばいじゃん。
社会性ないじゃん。コミュ力低そうじゃんゴッホなんて。

わたしはあんな曲も作れないし絵もかけないけど、わたしの方が彼らより随分まさっている
点も多分あって。

学校で金子みすずの詩とか習ったけどね、それにも共感できないくらい
自己評価低かった。みんなちがってみんないい、の土俵に上がれないくらい、自分は
ダメな人間だと思っていた。

そうしたら意外とポテンシャルあった。
噛み砕いて言えば、「マイナスをプラスにしようとする力」と「客観視する力」があった。
マイナスを・・・は、もう多分苦しみたくなかったし、自分の苦しみを無駄なものだと
思いたくなかったからだ。
客観視する力は、失敗を揶揄されたり、怒られるのがすごく怖くて、どこからみても完璧でいたいという
マイナス面が出自だ、多分。

ほんと自分ってダメだと思ってたのに
まわりを見渡して、比べてみたら、自分よりできない部分を持ってる人もいて
自分にも同じくらいできることとできないことがあって
アレ?私って人間じゃんって思った。

この驚きってまだしばらくは消えないと思う。

暗い暗い土の中にずっといて、自分はクズだと思ってたら、
意外とみんなと同じレベルだったなんて。

そんな驚きの連続だ。この世界で生きていくのは。
私ほど伸びしろのある人間はいないだろう。という気持ちで生きていこう。

とりあえずDeNA社長の「不格好経営」を読みたいす。