同業種交流会

きのうは初めて編集・ライティング関連の同業種交流会に行って来た。

ゴールデン街で出くわす自称編集者はゴミだらけだが、昨日集まったのは常識あるいい方ばかりだった。

もう自社Webサービスのライティングに携わって5年目になるけど、ずっと自分がライターであるというアイデンティティを持てなかった。
だから今回はそれを確かめる気持ちで参加してみた。

結果的には、やはり自分はライターではない。と思った。
自分のウェブメディアを立ち上げたいとか、仕事外でライティングの仕事をしているとか、心底すごいと思う。
私はそれを聞いて本業の仕事以外の時間をライティングに割きたくないと反射的に思ってしまった。

あっ、でも自分のメディアというか、ブログ的なものには興味があるけど。
ここみたいなチラシの裏ブログではなく笑 きちんと読まれる為のブログにはずっと興味がある。

でもやはりそこまでの情熱がないかな。発信したい!表現したい!という熱がないというか。

次に繋げたいという方もいたが、それってどういうことなのか。
ここで仕事が生まれるとしたらまあ結局ライティングだよな。

年齢も様々で、でも自分より若い人が結構多いものだなぁと思った。92~94年生まれとかがいた。私ももう30だから、ぼちぼち大人の振る舞いができるようにならないとな。

自然と会話がヤングチームとアダルトチームで分かれてしまったのだが、普通にアダルトな方々に混ざってたのがなんかしみじみしたな。

自分はどこから来て、どこへ行くのか(社会人として)。
でも私ほど孤独感というか、ガラパゴス感を感じながら働いてる人、強烈なアイデンティティの孤独さをかもし出してる人は結局いなかったな。

孤独だ。
ずーっと孤独。

色んなものを削り取って一体どこまで私が立っていられるのか、神様に試されてるような気がするくらいだ。

私はこの孤独感と、比較対象がいない焦燥感があったから、仕事に情熱を失わないでいられたという面が確実にある。
監視役が前ではなく後ろで見張ることでカンニングがなくなると聞いたことがあるけど、そういう感じ。
だけどこれは何年も走り続けるには辛い。苦楽を分かち合う仲間がほしいし、信頼できる先輩や、後輩、部下だってほしい。

元々真面目でメランコリー親和型wな自分にとっては、良し悪しだなと思う。一生懸命頑張るけど、自分の気持ちの重みで潰れそうになる。

最近社長と話して、「リコさんは苦しみのあとに成功が待ってると思ってない?もっと楽しんでいいし、もっと遊んだらいいよ」と。

そうなんだよな、自分はずっとそう信じて来たというか、成功というのは必ず苦しい思いをしなくてはならないという、何らかの強い刷り込みを受けてるんだよ。

多分祖父母や親の影響かな?

楽して幸せがあるなんて、という考え方だとチャンスを失うこともある。
もっと柔軟に、楽しんでやれることは楽しんでやればいいし、それが許されているのが社会だと思う。
なかなかできないけど。

昨日社長に「リコさんはベストを尽くしてるね」と言われて心底ほっとした。

そういう一言のおかげで、ああ来週も頑張ろう、という気分になる。仕事仲間がいないから、社長にしか言ってもらえないからね。

1年目2年目は吸収することの連続でめまぐるしかったけど、落ち着いてからのプラトー感が半端ない。

最初の頃は何でも勉強になったけど、今は何していいかわからないのが正直なとこで、だから業務と直接関係ない勉強をしてる。

しばらくできていなかったから、今日の夜は勉強にあてよう。

金夜、土夜は飲みに行くべきもの、という固定観念から飛び立つのだ。